『旅する琉球・沖縄史』

古琉球から現代までを貫く、歴史家の視点。
島々から世界にひらかれた、その歴史と文化。

九州と台湾とのあいだ約1200キロメートルにおよぶ海域には、薩南諸島・奄美諸島・沖縄諸島が弓状につらなるかたちで点在している。日本の最西端に位置する与那国島は台湾と国境を接しており、よく晴れた日には水平線の彼方に台湾を遠望できる。
地理的な視圏をさらに拡大してみると、これらの島々は環太平洋の外縁をなすと同時に、アジアに開かれた〈南の窓〉というべき位置を占める。
日本の国家的枠組みで沖縄をとらえた場合、東京から地理的にもっとも遠い「辺境」というイメージが色濃い。しかし、こうした国家の枠組みを越えて、アジアの座標軸のなかで考えてみると、そこには別のイメージが浮かびあがってくる。(序文より抜粋)

古琉球から現代まで。
琉球・沖縄のひとびとは、どのように暮らし、どのように世界と関わってきたのか。
ドラマと魅力にあふれた琉球・沖縄史を、歴史家の視点でとらえる一冊。
 
※兵庫県尼崎市にある一般財団法人「兵庫沖縄協会」が発行する『月刊榕樹』に連載した歴史コラム・時評を中心にまとめました。

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